asideタグ -メインコンテンツの補足情報や関連情報を示す|HTML辞典
<aside>タグとは?
<aside>タグは、HTML文書内でメインコンテンツの補足情報や関連情報を示すためのタグです。
主にサイドバーや広告、関連記事の表示などに使用されます。
基本情報
コンテンツモデル
フローコンテンツ(Flow Content)、セクショニングコンテンツ(Sectioning Content)。
閉じタグの有無
<aside>
は開始タグ(<aside>
)と閉じタグ(</aside>
)の両方が必要です。
基本的な記述方法
<aside>
<h2>関連記事</h2>
<ul>
<li><a href="/article1">HTMLの基本</a></li>
<li><a href="/article2">CSSの基礎</a></li>
<li><a href="/article3">JavaScript入門</a></li>
</ul>
</aside>
使用できる主な属性
<aside>タグには特別な属性はありませんが、一般的なHTML要素の属性を使用できます。
属性名 | 説明 | 例 |
---|---|---|
class | CSSのクラスを適用 | <aside class="sidebar">...</aside> |
id | 一意の識別子を設定 | <aside id="related-articles">...</aside> |
style | インラインスタイルを適用 | <aside style="background-color: #f8f8f8;">...</aside> |
CSSを使ったデザイン変更
サイドバーや補足情報を際立たせたい場合は、CSSを活用できます。
aside {
background-color: #f8f8f8;
padding: 15px;
border-left: 4px solid #ddd;
}
適切な使用例
✅ 記事内の補足情報として使用
<article>
<h2>Webデザインの基本</h2>
<p>HTML、CSS、JavaScriptを学ぶことでWebページを作成できます。</p>
<aside>
<h3>補足情報</h3>
<p>初心者向けの無料学習サイトも多数あります。</p>
</aside>
</article>
✅ サイドバーの作成に使用
<aside>
<h2>おすすめ記事</h2>
<ul>
<li><a href="/article1">レスポンシブデザインとは</a></li>
<li><a href="/article2">最新のCSSトレンド</a></li>
</ul>
</aside>
適切でない使用例(誤った使い方)
❌ メインコンテンツに使用するのはNG<aside>
は 補足情報を示すタグ なので、メインコンテンツを囲むのには適していません。
<!-- NG: メインコンテンツに <aside> を使用 -->
<aside>
<h1>Webデザイン入門</h1>
<p>HTMLとCSSの基本を学ぶ記事です。</p>
</aside>
✅ 正しい書き方(<article>
を使用)
<article>
<h1>Webデザイン入門</h1>
<p>HTMLとCSSの基本を学ぶ記事です。</p>
</article>
<aside>タグと他のタグの違い
タグ | 役割 | 特徴 | 適切な用途 |
---|---|---|---|
<aside> | 補足情報の表示 | メインコンテンツとは別 | サイドバー、関連記事、広告 |
<article> | 独立したコンテンツ | それ単体で意味を持つ | ニュース記事、ブログ、レビュー |
<section> | 関連コンテンツの区分 | 他のセクションと関連 | 記事の区切り、カテゴリの区分 |
<div> | 汎用的なグループ化 | 意味を持たない | レイアウトの管理、CSS適用 |
使用上の注意点
✅ <aside>
は補足情報専用に使用する
メインコンテンツに関係するが、独立しても問題のない情報を配置するのが適切です。
✅ 画面レイアウトを考慮して配置する
- スマホ表示では
<aside>
の配置を変えることも考慮する。 - 視認性を高めるために、背景色を変えるなどの工夫をする。
関連タグ
まとめ
<aside>タグは、HTML文書内で 補足情報や関連情報を示すためのタグ です。
メインコンテンツとは直接関連しながらも独立した情報を含むのに適しており、単なるレイアウト目的ではなく、意味のある補足情報として使用するのが推奨されます。