trタグ -table内で行(Row)を作成する|HTML辞典
<tr>タグとは?
<tr>
タグは、HTML の <table>
(表)内で行(Row)を作成するためのタグです。<th>
(ヘッダーセル)や <td>
(データセル)と組み合わせて使用します。
基本情報
コンテンツモデル
フローコンテンツ(Flow Content)。
閉じタグの有無
<tr>
は 開始タグ(<tr>
)と閉じタグ(</tr>
)の両方が必要 です。
基本的な記述方法
<table>
<tr>
<th>商品名</th>
<th>価格</th>
</tr>
<tr>
<td>りんご</td>
<td>100円</td>
</tr>
<tr>
<td>バナナ</td>
<td>150円</td>
</tr>
</table>
この記述により、3 行の表 が作成されます。
使用できる主な属性
<tr>
タグには特別な属性はありません。
CSSを使ったデザイン変更
<tr>
のデフォルトのスタイルは 特に指定されていません が、CSS で背景色や行の間隔をカスタマイズできます。
tr {
border-bottom: 1px solid #ccc;
}
tr:nth-child(even) {
background-color: #f9f9f9;
}
適切な使用例
✅ テーブルの各行を作成する
<table>
<tr>
<th>商品</th>
<th>価格</th>
</tr>
<tr>
<td>みかん</td>
<td>200円</td>
</tr>
<tr>
<td>ぶどう</td>
<td>300円</td>
</tr>
</table>
✅ <thead>
, <tbody>
, <tfoot>
と組み合わせて使用する
<table>
<thead>
<tr>
<th>商品名</th>
<th>価格</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>りんご</td>
<td>100円</td>
</tr>
<tr>
<td>バナナ</td>
<td>150円</td>
</tr>
</tbody>
<tfoot>
<tr>
<td>合計</td>
<td>250円</td>
</tr>
</tfoot>
</table>
適切でない使用例(誤った使い方)
❌ <tr>
を <table>
の外に記述する
<!-- NG: <table> の外に <tr> を記述 -->
<tr>
<td>データ</td>
</tr>
<table>
<tr>
<td>りんご</td>
</tr>
</table>
✅ 正しい書き方(<table>
内に記述)
<table>
<tr>
<td>りんご</td>
</tr>
</table>
❌ <tr>
なしで <td>
を記述する
<!-- NG: <tr> を省略 -->
<table>
<td>データ1</td>
<td>データ2</td>
</table>
✅ 正しい書き方(<tr>
で行を定義)
<table>
<tr>
<td>データ1</td>
<td>データ2</td>
</tr>
</table>
<tr>タグと他のタグの違い
タグ | 役割 | 特徴 | 適切な用途 |
---|---|---|---|
<tr> | 行を作成する | <th> や <td> を内包 | 表の行 |
<th> | 見出しセルを作成する | 太字+中央寄せ(デフォルト) | 列名やカテゴリー名 |
<td> | データセルを作成する | 一般的なデータ用 | 数値やテキストの表示 |
<thead> | ヘッダーをグループ化 | <tr> を含む | 表の見出し行 |
<tbody> | データ部分をグループ化 | <tr> を含む | メインのデータ行 |
<tfoot> | フッターをグループ化 | <tr> を含む | 合計や備考などの行 |
使用上の注意点
✅ <tr>
は <table>
内でのみ使用する
<table>
の外では無効になるため、必ず表の中で使用する。
✅ <th>
や <td>
とセットで使用する
✅ <thead>
, <tbody>
, <tfoot>
を適切に使うと、可読性が向上する
- アクセシビリティや SEO にも有利になる。
関連タグ
<table>
– 表を作成<caption>
– 表のタイトルを指定<th>
– 見出しセルを作成<td>
– データセルを作成<thead>
– ヘッダー部分をグループ化<tbody>
– データ部分をグループ化<tfoot>
– フッター部分をグループ化
まとめ
<tr>
タグは、HTML の 表の行を作成するためのタグ です。
適切に使用することで、データの可読性が向上し、アクセシビリティや SEO にも貢献します。