imgタグ -画像を表示する|HTML辞典

<img>タグとは?

<img> タグは、HTML文書内で画像を表示するためのタグ です。
<img>インライン要素であり、src 属性で画像のURLを指定することで、ページに画像を埋め込むことができます。

基本情報

コンテンツモデル

フローコンテンツ(Flow Content)、エンベッデッドコンテンツ(Embedded Content)、パルパブルコンテンツ(Palpable Content)。

閉じタグの有無

<img>単独タグ(空要素)のため、閉じタグ(</img>)は不要です。

基本的な記述方法

<img src="image.jpg" alt="画像の説明">

使用できる主な属性

<img> タグには多くの属性がありますが、以下は代表的なものです。

属性名説明
src画像のURLを指定<img src="image.jpg">
alt画像の説明(代替テキスト)<img src="image.jpg" alt="サンプル画像">
width画像の横幅を指定(pxまたは%)<img src="image.jpg" width="300">
height画像の高さを指定(pxまたは%)<img src="image.jpg" height="200">
title画像にカーソルを置いたときの説明<img src="image.jpg" title="画像の詳細">
loading遅延読み込みの設定<img src="image.jpg" loading="lazy">

CSSを使ったデザイン変更

画像のサイズやスタイルを調整したい場合は、CSSを活用できます。

img {
    max-width: 100%;
    height: auto;
    display: block;
}

適切な使用例

✅ 画像を表示する

<img src="logo.png" alt="会社のロゴ">

✅ 画像サイズを指定する

<img src="photo.jpg" width="300" height="200" alt="風景の写真">

alt 属性を設定する(アクセシビリティ向上)

<img src="graph.png" alt="売上データを示すグラフ">

loading="lazy" を使用して画像の遅延読み込みを行う

<img src="large-image.jpg" loading="lazy" alt="高解像度の画像">

適切でない使用例(誤った使い方)

src 属性なしで画像を指定するのはNG

<!-- NG: src属性がない -->
<img alt="画像がありません">

正しい書き方(src を指定)

<img src="image.jpg" alt="サンプル画像">

alt を省略するのはNG(アクセシビリティの観点から非推奨)

<!-- NG: alt属性なし -->
<img src="photo.jpg">

正しい書き方(alt を追加)

<img src="photo.jpg" alt="風景の写真">

<img>タグと他のタグの違い

タグ役割特徴適切な用途
<img>画像を表示src で画像を指定ページ内の画像埋め込み
<picture>複数の画像ソースを指定source で切り替え可能レスポンシブ画像対応
<figure>画像や図表のグループ化<figcaption> で説明追加可能画像+説明のセット
<video>動画を埋め込むsrc で動画ファイルを指定動画コンテンツの埋め込み

使用上の注意点

alt 属性を必ず指定する

  • 画像が表示されない場合の代替テキストとして機能するため、必ず記述する。
  • ただし、装飾用などで画像の説明が必要ないものについては空のaltを設定する。
<img src="sample.jpg" alt="">

loading="lazy" を活用してパフォーマンスを向上させる

  • 大きな画像をページの読み込み速度を最適化するために遅延読み込みさせる。

関連タグ

  • <picture> – レスポンシブ対応の画像埋め込み
  • <figure> – 画像とキャプションのセット
  • <source><picture> 内で画像の切り替えを行う
  • <video> – 動画の埋め込み

まとめ

<img>タグは、HTML文書内で 画像を表示するためのタグ です。
src で画像のURLを指定し、alt を必ず設定することで、アクセシビリティとSEOの向上が期待できます。