subタグ -テキストを下付き文字として表示する|HTML辞典

<sub>タグとは?

<sub> タグは、テキストを下付き文字(subscript)として表示するためのタグです。
化学式、数学の指数、脚注などを表現する際に使用されます。

コンテンツモデル

フローコンテンツ(Flow Content)、フレージングコンテンツ(Phrasing Content)。

閉じタグの有無

<sub>開始タグ(<sub>)と閉じタグ(</sub>)の両方が必要 です。

基本的な記述方法

<p>水の化学式は H<sub>2</sub>O です。</p>

使用できる主な属性

<sub> タグには特別な属性はありません。

CSSを使ったデザイン変更

<sub> のデフォルトのスタイルは 通常のテキストより小さく、下に配置 されますが、カスタマイズも可能です。

sub {
font-size: 0.8em;
vertical-align: sub;
color: blue;
}

適切な使用例

✅ 化学式を表現する

<p>二酸化炭素の化学式は CO<sub>2</sub> です。</p>

✅ 数学の指数を示す

<p>距離の公式: s = ut + 1/2 a t<sub>2</sub></p>

✅ 脚注を示す

<p>この研究は Smith et al.<sub>1</sub> によって発表されました。</p>

適切でない使用例(誤った使い方)

<sub> を単なるデザイン目的で使用する

<!-- NG: スタイリングのために <sub> を使用 -->
<p>この商品は <sub>特別価格</sub> で提供されています。</p>

正しい書き方(装飾ではなく、意味のある用途に使用)

<p>化学式 H<sub>2</sub>O は水を表します。</p>

<sub><sup> の代わりに使用する(上付き文字には <sup> を使う)

<!-- NG: 上付き文字に <sub> を使う -->
<p>x<sub>3</sub> 乗</p>

正しい書き方(上付き文字には <sup> を使用)

<p>x<sup>3</sup> 乗</p>

<sub>タグと他のタグの違い

タグ役割特徴適切な用途
<sub>下付き文字を表すテキストを下に配置化学式、指数、脚注
<sup>上付き文字を表すテキストを上に配置数学の指数、注釈番号
<small>文字サイズを小さくするフォントサイズを縮小免責事項、補足情報

使用上の注意点

<sub> は意味を持つ場面でのみ使用する

  • 化学式、数学式、脚注 など、適切な用途で活用する。

<sup>(上付き文字)との区別を正しく行う

  • 乗数や指数には <sup> を使用し、下付きが必要な表記には <sub> を使う。

✅ CSS でスタイルを適用する場合、vertical-align: sub; を使用

  • font-size を適切に調整して視認性を確保する。

関連タグ

  • <sup> – 上付き文字を表示
  • <small> – 小さい文字を表示
  • <span> – インラインテキストの装飾

まとめ

<sub> タグは、HTML文書内で 化学式、数学の指数、脚注などを下付き文字として表現するためのタグ です。
適切に使用すると、科学的・数学的な記述の可読性が向上します。